こんにちは、make me smileです。
「一度は観たいな」と思いながら、何度もチャンスに恵まれながら、とうとうこの年まで「ザ・ベンチャーズ」を生で観たことがありません。
昔は頻繁に来日していました。
90年代には、頻繁に来日公演をする外国ミュージシャンを「第2のベンチャーズ」と揶揄し、失礼な紹介の仕方をするメディアもあったくらいです。
一時はコンサートの入場者も頭打ちになり、街中でタダ券を配っているのを目撃した事があります。後でそれが「ベンチャーズ」だと知りました。80年代の事だと思います。
最近は来日したことも特に話題になりませんし、どうしているのだろうと思い
調べてみますと、来ています、来ています。

但し、創立当時のオリジナル・メンバーの何人かは他界してしまったようで、新たなメンバーを加えての活動の様です。
2019年、ザ・ベンチャーズは結成60周年のコンサートを開催しています。
顔ぶれがすっかり変わり、「名義」だけが強くなってきたとは言え「テケテケ」は永遠。
息の長いバンドです。ひょっとすると100年後にも「ベンチャーズ」は存在しているかも知れません。
私は「ベンチャーズ世代」より少し下ですし、「ギター小僧」でもありません。
特段、熱烈なファンではありませんが、夏のドライブ・ミュージックとして聴きたくなる事もあり、オランダ盤ではありますが、ベンチャーズの20曲入りベスト盤を所有しています。

話は少し変わりますが、私の知人に北海道大樹町のアマチュア・バンド(俗に言う親父バンド)でギター担当だったKさんと言う方がいます。役場勤めの方でしたが、今は病気療養のため千歳市に住んでおり、今でも年に何回かメールで近況報告をする間柄です。
残念ながらバンドは既に解散していますが、バンドとしては3枚の自主制作CDを出し、ガレージを改造したスタジオで数回ライブを行うなど、エネルギッシュに活動をしていました。地元紙で取り上げられた事もあります。
私は長年にわたりKさんと仕事上のお付合いがあり、互いの音楽好きは双方の知るところでもありました。
ある日、Kさんから自分達親父バンドの音楽活動やCD作成について話をされ、そのCDのジャケット作成を依頼されたのです。
聴く事以外で音楽に関わる事はありえないと思っていた私にとって、「よーし、出番が来た。解説書も付けてみよう、考えられる事を全て形にしてみよう」と意気込んだのは言うまでもありません。
作成予定である3枚のCDの内容について、その具体的構想を聞いてみると、1枚目は親父バンドのメンバーが音楽に親しんだ頃全盛だったグループ・サウンズのカヴァー曲、2枚目はJポップのカヴァー曲、そして3枚目は全曲オリジナルとの事です。
早速、会社の若手社員何人かで取り掛かりました。
あくまでも「仕事がらみ」と言う事で、勤務時間中に作業。
写真撮影と解説書は私が担当し、ジャケットデザインは若手社員が行いました。
頼まれもしないのに、勝手に解説書も付けました。
2枚目も同様の制作状況です。
そして3枚目を作る時、Kさんから思いがけない事を言われました。
「オリジナル曲の作詞を頼めないか」と言うのです。
作曲はメンバー内で出来るが、作詞は出来ないとのことでした。
私は、こうなれば最後までトコトン行こうと思いました。
手伝います。手伝わせて下さい。「毒を食らわば皿まで」です。
詩なんか書いた事ははありませんが、作詞OKです。
こう応えた私ですが「こんな雰囲気やイメージの楽曲にして欲しい」と要望。
それから来る日も、来る日も、仕事の合間や車の中などで作詞をしました。
途中で作曲担当である他のメンバーとやり取りです。デモCDで曲全体の雰囲気を確認しながら、歌詞(文字)の足りないと所を埋める作業の繰り返し…。
そして、ついに3曲分の歌詞を仕上げたのです。他に曲名も数曲つけさせてもらいました。
3枚目のCDは、撮影・解説・デザイン、全て私がおこないました。
パソコン操作が得意な社員が他にいたので、「ここは○色で。3mm右に、1mm左へ」と具体的に指示し、全曲オリジナルのCDが遂に完成。

「聴く事でしか関われない立場」と思いこんでいた私に、素晴らしい機会を与えてくれたKさんはじめ親父バンドの皆さん、本当に有難う御座いました。心から感謝いたします。
今から15年ほど前の話でした。
話は元へ戻ります。そのKさんは、ベンチャーズ世代であり、ギター小僧です。
自宅で制作した「ギター・カラオケ」を使ったCDを何枚か焼いて頂きましたが、もちろん、ベンチャーズの曲が中心でした。
往年の「ギター小僧」にとっては「まずベンチャーズのコピーから」と言うのがお決まりのパターンだったようです。
ベンチャーズの曲の中で何が一番好きか…。
代表曲が多い中、これは大変難しい質問でありますが、あえて選ぶとしたら「10番街の殺人」でしょうか。
この曲はベンチャーズのオリジナルだと思っていたのですが、「オン・ユア・トゥ―ズ」と言うミュージカルの中の曲だそうです。
オリジナルはベンチャーズと全く曲調が違いますので、興味噁ある方は聴き比べると面白いかも知れません。

ベンチャーズの歴史は古く、半世紀+10年にも及びます。
当然のことながらメンバーの交代(死亡等)など、既にオリジナル・メンバーがいないとの話もあります(詳細の確認はしていませんが)。
しかし、多くのミュージシャン達からリスペクトを受け、未だに素人のコーピー・バンドが各地に存在する。そのサウンドはまさに永遠と言えると思います。
ベンチャーズは全曲が「洋楽スタンダード」と言っても過言ではないと思います。
と言うか存在自体が「洋楽スタンダード」でしょう。
私の場合、持病(高齢者なので、色々ガタが来ています)の関係で、予定を立てての行動が難しい現実もあり、事前にチケットを購入する勇気が中々起きません。
確かに観に行くチャンスの多い「ザ・ベンチャーズ」。
そのチャンスを生かし切れなかった残念な私。
恐らく、本物を見ることが無いまま私の音楽人生(聴く専門だが)は終わるのだろうと思います。
と、残念な結論が出たところで、今回の話はこの辺でお開きに…。