M・ポルナレフのバックでこんな人達が…/父はかく語り
~伊勢太郎の父はかく語りきvol.4~
こんにちはmake me smileです。
長年、色んな音楽、色んなアーティストの音楽を聴いていますと、思いがけない「出会い」が生まれることがあります。
出会いと言ってもロマンチックな話ではありません。
「意外な真実」と言う話ですので悪しからず…。
私が買った2枚目のシングル・レコードは
「シェリーに口づけ/ミッシェル・ポルナレフ」。
何処へ行ってしまったのか、今は手元にありませんが…。
ちなみに初めて買ったのは「恋のかけひき/ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ」でした。
3枚目は「スーパースター/カーペンターズ」。ここまでは覚えています。
当時は中学2年生で洋楽を聴き始めた頃です。ロック・ポップスの全盛期でした。
まだアルバム購入までは手と金が回らず、とにかくヒット中のシングル・レコードを買いあさっていた事が懐かしく思い出されます。
先日妹夫婦が我が家を訪れ、確か3年程前に貸してあった「ミッシェル・ポルナレフのベスト・アルバム(3枚組フランス盤)」を返してくれました。
年齢のせいでしょうか。貸した事すら忘れていました(汗)。
これは以前伊勢太郎から「フランス土産(専門学校の研修)」としてもらったものです。
更にもう1枚、「ダリダ」の2枚組アルバムももらいました。
(そもそも「ダリダ」って「だれだ」という事になるのでしょうが…。その話は後程。)
折角ミッシェル・ポルナレフのベスト・アルバムをもらいましたが、結局知っている曲は5、6曲しかない訳で、おまけに3枚全55曲収録のため、全曲集中して聴くのも少々ツライものがありました。
さてこのアルバムはフランス盤であり、タイトルも解説も全てフランス語のため全然分かりません。仮に英語であっても分からないでしょうが。
取りあえず「面白い話でもないかな」と思い、ネットのWikipediaで「ミッシェル・ポルナレフ」を検索してみました。
「ホー、そんなことがあったんだ」と言う
新事実との出会いがここで生まれました。
1966年ロンドンで録音されたデビュー・アルバム「michel polnareff」(日本発売は1971年)ですが、この時スタジオ・ミュージシャンとして参加していたのが、まだ若く無名だった頃の、あの「ジミー・ペイジ」と「ジョン・ポール・ジョーンズ」だったそうです。この時はそれぞれギター、ベースで参加しています。
レッド・ツェッペリンの結成は、この3年後だそう。
ツェッペリン・ファンの人はすでに知っていたのでしょうが、私は知りませんでした。
どこに何の接点があったのでしょう。
とにかく私にとっては意外な情報でした。
私が中学生の時には「ポルナレフ」がブームでしたし、馴染みの薄かったフランス語も何となく洒落ていて、特段抵抗もないまま聴いていたようです。
今聴くと、フランス語の響きはロマンチック過ぎて、聴いていて恥ずかしくなります。
何かで読んだことがありますが「フランス語は、世界で最も美しい言語」だとか…。
「ポルナレフ」のバック・ミュージシャンに「ジミー・ペイジ」と「ジョン・ポール・ジョーンズ」がいるかと思うと不思議な気がします。
この曲のバックに彼らがいたとは想像もつきません。
やりたい音楽、目指す音楽と
食うため、メシのタネの音楽とは
必ずしも一致しない。
さて、もう一つの伊勢太郎のフランス土産「ダリダ」のCDについても話をします。
伊勢太郎の土産は「ポルナレフ3枚組」の他に、「ダリダ2枚組」もありました。
「ダリダ」とはフランスの女優であり歌手(エジプト育ちのイタリア系フランス人)。その昔「ミス・エジプト」にも選ばれたこともあるそこそこの美形です。
しかし、特に日本で人気のあったタレントさんと言う訳ではありません。
私がダリダを知ったのは、「パローレ、パローレ」でお馴染みの「甘い囁き」と言う日本でヒットした洋楽があったからです。
この曲は当時「世紀の2枚目」と言われ「美男子(死語)」の代名詞であったフランス映画の男優アラン・ドロンとダリダのデュエット曲です。
我が国では細川俊之(俳優)と中村晃子(歌手・女優)が歌っていました。
歌は女性(ダリダ)で、男性(アラン・ドロン)は掛け合いでセリフを言うだけです。
この曲は世界15か国の言語(日本語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語など)で歌われ大ヒット。ダリダの代表曲になっています。
当時20歳の伊勢太郎がフランスのCDショップに行った時の話。
「ミッシェル・ポルナレフ」の名前は知っていたので買えたのですが、「さあ、もう1枚」と思った時に出てきた名前はなんと「アラン・ドロン」。
ショップの店員や来店客らに
「あんた、それは俳優(男優)だよ」と
笑われたそうです。
結局、ダリダで決着したそうですが、よく頑張って話をしてくれたものだと伊勢太郎には感謝しています。
本当は「フランソワーズ・アルディ(有名なフレンチ・ポップス歌手)」のCDが欲しかったのですが、後日それはネット通販で入手しました。
しかしフランス語って危険な感じがしますね。特に「フランソワーズ・アルディ」。
何か気恥ずかしくて、結局あまり聴きません。
素敵なフランス女性に、耳元で囁かれたらどうしようなどと、ありもしない事を考えてしまうジジイです。
この年になると、音楽に対する集中度が薄くなって来ている様な気がします。
今の私には
何か別な事をしながらの音楽、BGM的な聴き方が、
最も音楽を楽しめるスタイル
ではないかと思います。
だからこそ
邪魔になるような音楽
神経を逆なでするような音楽
刺激的な音楽
は聴かないと言うか、聴けないと言うか、受け付けないと言うか…。
ジャズも好きな私ですが、最近は「ウィズ・ストリングス」をテーマにCDを買っています。「弦楽器をバックにしたジャズ演奏」です。
ジャズ・ファンからすると賛否あるようですし、音源もそんなにある訳ではありません。
一言でいうと「イージーリスニング・ジャズ」でしょうか。
私はホッと一息つくことが出来て結構好きです。
その話はまた後日、忘れなければ…ですかね。
では、この辺で今回の話はお開きと言う事で…。
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※伊勢太郎の父はかく語りきシリーズは、不定期の投稿となります。