柿の種を拾い集めるように

料理と音楽、たまに科学

ヴァローナ無しでブロンドチョコレートの紹介はできない

先日ブロンドチョコレートにちょっと触れていたなあと思ったので。

 

www.10ki4gyakuginger.com

 第4のチョコレートとしてここ数年にゅっと出てきました。

巷に出て生きている様子は一切見受けられないが……。

 

まず第4のチョコレート以前に第1第2第3と紹介しなければなりませんね。

第1から第3までがそもそもちゃんと順序付けられるのかというとかなり謎ですが、つまり

 

①スイートチョコレート

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②ミルクチョコレート

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③ホワイトチョコレート

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が第1から第3までを現しています。

それぞれの違いはカカオバターの含有量などです。

ホワイトはカカオバターの量が圧倒的に多く、食べた時、他の2種に比べてかなり脂っぽいですよね。

 

もちろん脂肪酸の種類の割合も微妙に違います。

そして第4のチョコレートと言われているものが一体何かと言うと。

 

④ブロンドチョコレート

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キャラメルではありません。

ミルクとホワイトの間でもありません。

 

ホワイトを炒ったものです。焦がしたと思って正解です。ヴァローナ社がちょっと失敗したらあら不思議美味しかったという偶然の産物……。

 

特徴はなんと言ってもその香ばしさ。これをボンボンにした時は口の中でかなり香りが広がります。まさにほうじ茶並み。冒頭で記事紹介させていただいたのですが、ほうじ茶のパン食べた時に『ブロンドチョコレート』の存在を思い出したほどです。自分だけだろうか……。

 

量が少なかったら電子レンジでチョコレートを溶かしてテンパリングするのですが、ホワイト放っておいたらまじでやらかしたこと何度かあります。

調子はね、こくなってな。

それと全く同じ香りするんですよ。

 

まあそりゃ焦がしたからね……。

 

ちなみにヴァローナさんの紹介したチョコレートはこのようなラインナップでございます。

 

①アラグアニ(スイート)

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これね、バナナとパウンドにしたらめちゃくちゃうまいです。チョコレートは粗く刻んで握りつぶしたバナナと合わせれば、ペクチン多めなバナナがうまいこと保湿してくれて、転化糖を意識せずとも美味しくなります。少し苦い暗いのチョコレートが良いんですよね。

 

②ジヴァラ・ラクテ(ミルク)

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そのまんま食べても、延々と食べ続けられるくらい美味しいですが、なんと言ってもムース。とっても甘さが柔らかなので、どのパーツとも相性が良いです。そういう面で考えるとオールラウンダーなのではないでしょうか。もちろんボンボンでも美味しいですよね。紅茶とか合わせたくなりますよね……。

 

③イボワール(ホワイト)

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完全に自分の嗜好ですが、これは大好きです。他にもオパリスなどありますが、バニラの味が大好きなのでこれはたまりません。もちろんそのままムースやクリームにしても、味がはっきりしていて美味しいのですが、『イボワール×フランボワーズ』の組み合わせが最高のカップリング!あわよくばクリームチーズも参加してくれないかな…!というとこなのですが。こっくりとした味が好きなのでたまりません。

 

④ドゥルセ(ブロンド)

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これはもう燻った感じというか焼けた感じが絶妙です。焦げではないんです。焙焼したね…と思わず笑みがこぼれるような(どんなだ)、美味しさがあります。何かしなくても十分味がついてるというんですかね。ブロンドは他にオレリスという黒糖感のある種類もありますが、自分は断然これです。ボンボンが最高にうまい。

 

そう、つまりブロンドチョコレートは『焼いた感』があるのです。他のチョコレートもカカオからの製造過程で焙炒を経験するんですけれど、更に焙炒するとはね。

 

まとめ

ブロンドチョコレートは、ビスケット入ってるのかってくらい香ばしい。

ほうじ茶飲みながらブロンドチョコレート食べたください。

絶対合う