Marie Pierreのシュトーレン
シュトーレンの季節がやってきました。
しかし今回のシュトーレンはおもいがけず、という感じです。
専門学生時代の友人・Mと数年ぶりに連絡を取っていたところ、出産祝いに荷物を贈ると言われ、封を開けるとセンスの良いワンピースとシュトーレンが入っていました。
学生時代からセンスも良く、そして今では5歳になる息子を持つM。
成長に見合った物を贈ってくれた事は大変感謝しています。
Mは学生の頃から洋菓子店でバイトをしていて、卒業後は新進気鋭の洋菓子店に就職しました。お菓子が本当に好きな奴でした。
何軒かの洋菓子店を経て、奴がとうとうハマったのはコーヒー。
コーヒーの勉強をひたすらするかたわら、コーヒーに合う洋菓子を考え(とにかく洋菓子を製造するのではなく、コーヒーとの相性を考えるところが凄いよね)
現在は店舗での試作品をひたすら食べる側になっていました。
Mと連絡を取っていると、幼い子ども3人を育てながらお菓子教室を主宰している奴もいれば、何をしている云々かんぬん……。
何かやる人は忙しくてもやるんですよね
やらない理由をあげているうちはまだまだ
なんて話しながら
久しぶりに自分もお菓子に触れたいと感じた時間でした。
シュトーレン/Marie Pierre(札幌市中央区)
さてシュトーレンの紹介。
札幌で有名な森彦。そのグループ店、Marie Pierreは2011年にオープンした比較的新しい洋菓子店です。森彦でコーヒーを勉強したMが開発したシュトーレン。
4年ほど前にMの家に遊びに行った時
「今試作段階なんだよね」
と食べさせてくれたのを覚えています。
Mの伴侶はフレンチのシェフで、コーヒーもやっているそう。
シュトーレンはめちゃくちゃでかいタイプではなくて、赤子の顔ほど。
食べきりサイズなのがまたいいなあと思います。30cmくらいあるのも好きですが、シュトーレンって食べ続けるとどう考えても太りますよね……
いただきものなので値段はわかりませんが、原価考えるとそれなり。2000円はしないけど、近い値段なんじゃないかなと。
とっても美味しいシュトーレンでした。
完全に自分の好みのタイプです。
マジパンマジパンしてなくて(マジパンあんまり好きではないのです)、香辛料をダイレクトに感じるお味。シナモンのパンチが凄まじく、ナッツの食感がたまりません。
伴侶は洋酒がジャバジャバきいたタイプのシュトーレンが好みらしく(じゃあもうやらん)、ただ黙々と食べていました。
ぎっちりめのしっかりしたシュトーレンで、今まで食べたシュトーレンの中ではかなり上位です。本当に旨い。
でもね、固いわけじゃないんですよ。
カルディなんかでもシュトーレンは時期になると売られていて、
Oebel社のシュトーレンをよく見かけます。
量産品だからかはよくわからないけれど、固いんですよね。
水分が少ない感じ
パサついて、乾いたパンに近いような……
その固さを補うかのようにセンターにいるマジパン。
でも生地そのものが固いんです……
ドレスデンから贈ってもらったシュトーレンはそんな事ないんだけど、なんでしょうか。不思議です。
去年のドレスデンのシュトーレンについてはこちら。
それにしたって贈ってもらったシュトーレンは美味しいシュトーレンでした。
残り半分は伴侶にあげないで、自分が全部食べよう。
店舗情報
Marie Pierre
住所:北海道札幌市中央区南8条西14丁目3-12
電話:011-596-9777
平日/10:00~17:00
土日祝/10:00~18:00
休み:年末年始
オンラインショップあります